冤罪痴漢 対策法案

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最近、「冤罪痴漢」、つまり痴漢をされていないのに、女性が故意に「この人痴漢です!」と言うこと、などで問題が起こっている場面が多々見られます。

「ふっ。そんなの俺には関係ないよ」なんて思っているあなた! そんなコトはありません。あなたにも、その危険性が大いにあるのです。そのような状況に自分が陥らないようにするには、どうすればいいのか? あなたの冤罪痴漢を予防するために六法の替わりにでも持ち歩いてください。

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第一条 「君子危うきに近寄らず」

痴漢に間違われる可能性のある状況に身を置かないことである。電車の中などで「この人痴漢です!」と言われかねないような微妙な位置関係に自分の体が入ってしまったら、ただちに必死に体をずらすなり、機会をとらえて別の場所へうつるなりして、あらぬ疑いをかけられる危険を避けるように。

第二条 「知らぬ顔の半兵衛」

下手に良心的な態度をとらないこと。「自分は痴漢行為など働いた覚えは無いけれども、何かの拍子にひょっとして女性を不愉快な気分にさせてしまったかもしれない」などと思って紳士らしく「すみません」などと言ったりしてはいけない。謝ることの勧めの例外にあたります。

第三条 「逃げるが勝ち」

とにもかくにも現場から立ち去ること。痴漢はほとんどの場合、被害者が現場をとりおさえるなどする関係で、現行犯あつかいのようになっているので、その場が本当の勝負である。平静な心で、その場から自然に離れる(ホンネでは、現場からとにかく急いで逃げ去る)。

第四条 「旅の恥は掻き捨て」

現場から逃げられないときでも、駅事務所におもむいて事情を説明してわかってもらおう!などとは絶対に思わないこと。駅事務所は冤罪地獄への入り口になるかもしれないところなのである。できる限り、プラットフォームのあたりで、ねばってねばってねばって……ねばり続けて、相手が根負けするのを待とう。恥ずかしいことであるが、大声でわめいて無実を訴えつづけるしかないときもある。

第五条 「火の無いところに煙は立たない」×「痛くもない腹をさぐられる」

つね日頃から身辺をクリーンにしておくこと。嫌疑をかけられたときに、痴漢の前科があったり、他の前科で前歴がついていたりしていると当局が当然先入観をいだくために何かと不利になってくる。とにかく、「身から出た錆」などと決め付けられないように、素行には注意していただきたい

注釈

あなたが以上の条文を活用したとしても、捕まるときは捕まります。自分が本当にやっていなければ、弁護士に助けてもらいましょう。

間違っても、「痴漢しちゃいました」とは言わないことです。本当にした場合は別ですが……ね。