巣鴨Walk

「おばあちゃんの原宿」として知られる街 ―巣鴨に、「発見」と「癒し」を求めて出かけてみた。縁日に当たる日だということもあり、駅から商店街まで、かなり年齢層の高い人並みがつづく。途中、ファーストフード店までもが、店頭でドリンクを売るほどの人手。

本家“原宿”のメインストリートが「竹下通り」ならば、ここ巣鴨のメインストリートは「地蔵どおり商店街」である。入り口から、終点が見えないほど長い。約1kmある。景色の中で自分が一番若いことに気づく。

毎月“4”のつく日が縁日となっている。巣鴨の醍醐味を味わうなら、縁日を選んで行くべし。

メインストリートには、さまざまな露店が並ぶ。たこ焼き、お好み焼きなどの飲食系をはじめ、洋服、植木、盆栽、壷などの調度品、金物など多岐にわたる。中には耳かき専門店も。ミニモニ。のポスターなんてのも売られている。

「視力減退」「消化器官の活性化」「冷え性」「喘息」「老化防止」などのキャッチコピーのかかった、漢方薬(と思われる)の露店も発見。

古い映画に出てきそうな商店。

まだまだ健在です。

商店街で一番活気のある衣料品店。

大きく掲げられた宣伝は、「日本一の赤パンツ、ぞくぞく新発売」。

「168円均一セール」。なぜに168円?

い・ろ・は?

巣鴨の聖地とも言える場所、「とげぬき地蔵」である。正式には曹洞宗萬頂山高岩寺という。この寺院は、1596年に江戸湯島に開かれ、60年後、下谷(現在の台東区)に移り、1891年に巣鴨に移転してきた。

「洗い観音」と呼ばれる地蔵は、病気や痛いところを洗うと、効き目があると言われる。ご利益を求めて、長い行列ができるほどの人気である。

地蔵を洗うために、長くタワシが使われていたため、地蔵が磨耗してしまい、現在は2代目が活躍中。現在はタワシではなく、白い布が使われている。

この街で売られている食べ物に共通するテーマは、やはり「健康」である。それを象徴するのがコレ、「健康ソフト」である。健康増進のヨモギ、美肌のためのハトムギ、骨を丈夫にするボレイなどの漢方をミックスした一品とのこと。250円。薄い緑色をしている。それなりの覚悟をして食べてみるも、ヨモギ味でなかなか美味しい。

気になったのが、店頭に「○○(タレント)も食べました」というたくさんの紙が貼ってあること。KinKi Kids、V6をはじめ、モト冬樹、山田邦子、ダチョウ倶楽部、西田ひかるなどの名前を確認。

巣鴨は、おばあちゃん、おじいちゃんのパワーがみなぎる街であった。人が溢れているにもかかわらず、池袋や新宿といった殺伐とした雰囲気ではない。ゆったりとした、独特な空気に包まれていた。